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シャコンヌ

J.S.バッハ作「無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番ニ短調」第5曲

初めて聞いたときは、何だこれ?という感想でした。
今でも一種のゲテモノだと思います。

ヴァイオリンてのは基本、単旋律楽器なのであって
・・・というのは、同時に(持続的に)出せる音が最大2つ
でしかないからなのだが・・・
伴奏を伴って歌を歌うのが本来の姿だろう!

なのに、最初から最後までヴァイオリン1本で音楽やろう
という発想がまずおかしい。
しかも、複数の旋律線がからむ対位法的な音楽をやろうと
いう。
この時点で「いや、アンタ、それはネタだろう」
と突っこむのが正しいのだ。

この曲以前にもヴァイオリン1本の曲というのは
あるらしいんですけどね。
でもバッハですらこの手の曲を書きまくったわけでも
ないので、やはり一種の企画ものというか
「いっちょ挑戦してやっか!」的なノリはあったと妄想。

とはいえ現状で無伴奏ヴァイオリン曲と言えばまずバッハの
3曲のソナタと3曲のパルティータが出てくるわけで
古今の名曲とされているところ。
その中でも最も演奏時間・内容ともに大きく有名なのが
「シャコンヌ」ということになるでしょう。

で、ここんとこ脳内滞在率が高い曲はこれです。
最近毎日弾いて遊んでます。
いやそりゃもう弾くなんてものではなく
音が飛ぼうが間違えようが汚かろうがお構い無しのアレ
ですけどさ。楽しいのだ。

この曲で一番胸に迫るのは、208小節目の転調部分ですね!
全体が15分近くある1曲なのですが
冒頭から半分はひたすら短調で暗く厳しい曲調で進みます。
ずっとこの調子なのかと思われるのですが、
冒頭のテーマが戻って一旦曲が収束したあと
132小節目で突然穏やかな光が差し込んで長調に転調。
それからは次第にあかるく軽やかな音楽になり、最終的に
喜びのファンファーレのような音楽に至ります。

ところが、208小節で一転して短調に戻る。
(戻った瞬間のコードがトニカじゃなく!トニカじゃなく!
 サブドミナントなのが泣けるっっ)
この瞬間まではベートーヴェンみたいな
「苦悩→歓喜」的な流れの音楽だったのですが
このコードで一瞬にして甘い夢から現実に引き戻された寂寥感。
好きすぎる・・・。
音楽はその後、7の和音が苦味を利かせた晩秋的世界を歩みつつ
結局冒頭のテーマに回帰して終わるのであった・・・

ゲテモノだとは思うんですが、最終的には
この曲が弾ければあとはいいわ、と最近は思わなくもない。合掌。


うちにある音源はこれと、アーヨと、ネタ的なものが1つでございます。
無伴奏ソナタ&パルティータ全集無伴奏ソナタ&パルティータ全集
(1993/06/21)
前橋汀子

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