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交響曲第4番ホ短調

作曲:J.ブラームス

1885年、ブラームス52歳の時に完成された、
4曲ある交響曲の最後の作品。

作曲者本人が「このサクランボは酸っぱくてとても食べられたものではない」と評し、
当時の批評も、必ずしも芳しくはなかったようです。

僕は実を言うと、ブラームスのオーケストラ作品はあまり好きじゃないんです。
どっちかというとピアノ曲や室内楽が好きで、
室内楽でも主にピアノが入ってるやつがお気に入り。
だけどこの第4シンフォニーだけは、はじめて聴いたときからトリコになりました。

ブラームスの交響曲は、傾向としては
1番から4番に進むにつれて暗~く、地味~になっていくんですが、
10代の頃から、好きな順は
4番>2番>1番≒3番
で一向に変化なし。
でも有名なのはやっぱり、1番ですよね。きっと。
のだめの影響で一時期よく演奏されたし、重々しく始まって
フィナーレで華々しく開放される筋書きも分かりやすい。

でもねー、4番贔屓のオイラに言わせれば、1番は「企画もの」だと思うんですよ(爆)。
ブラームスは若い頃からベートーヴェンを意識していて、
ベートーヴェンに匹敵するくらいのものが書けなければ!とキバっていた。
1番は多分、ブラームスにとっては「ベートーヴェン的な交響曲を書く」
っていう企画だったんだろうと思うんですよね。
もちろん曲は素晴らしいんですけど、2番以降と比べたら
「よく作った」感じがする。

だいたい、作曲の経過をみても明らかです。
1番は書き始めてから完成までなんと20年もかかってる(完成は43歳のとき)。
2番の完成はというと、

1番が完成した翌年。

極端すぎる。

まあそんなわけで、
すっかり肩の力が抜けた師匠が、思うままに書き始めたのが2番以降と思ってます。
トンネルを抜けたら、そこはもうブラームスワールド。

で、4番は交響曲のジャンルでは究極のブラームスワールドだと思いますが
(細かいことを言うと4番だけ、第1楽章提示部に「古典的」な繰り返しがありません。
 そういう意味でも、ここにおいて終にブラームス自身になりきった感があります。)
曲が始まった瞬間のこの切なさは何だ。
前置きもなくいきなり来るH→Gの下降音形で既に泣けるんですけど!
たまらん寂寥感です。

でもこの曲は、全編に言えることですが、この寂寥感の一方で
迸る熱さが同居しているんですよね。
今までに2回、ヴァイオリンでこの曲の演奏に参加したことがありますが、
1楽章のコーダをはじめ、(思い入れもあって)頭の血管切れそうな熱さを
感じる箇所の多いこと。
ちなみに「音の厚さ」も驚きで
当時としては小ぶりともいえよう2管編成なのに、出音は分厚く熱く暑苦しい。
職人技だなあと思ったことがあります。

最後まで厳しい趣の曲ですが、
最もブラームス的味わいの深い曲のひとつだと思ってます。
色で言ったら深い赤茶色かなあ。
ってホントに勝手なことばっか書いてんな。。
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